カナダ・カルガリーを舞台に、少年少女の友情と孤独、
喪失の悲しみを紡ぐ、メランコリックで魔法めいた映像世界

 


 

[Official introduction]
ある日突然、取り返しのつかない出来事に見舞われた高校生の若者たち。やるせない喪失感と孤独に苛まれる少年少女3人の物語を、粒子の粗い16ミリフィルムの質感を生かしたみずみずしい映像美で紡ぎ上げ、観る者に超自然的とも言える魔法めいた映画体験をもたらす。グラハム・フォイ監督の長編デビュー作『メイデン』は、彼が育ったカナダ西部のアルバータ州カルガリーで撮影を行ったメランコリックな青春映画。オーディションで見出され、これが映画デビュー作となった主演3人の演技と存在感も特筆もの。本作は、第79回ヴェネツィア国際映画祭のヴェニス・デイズ部門で”未来の映画賞”を受賞、第75回カンヌ国際映画祭批評家週間「Next Step」のプログラムに招待され、グラハム・フォイは新進気鋭の監督として世界に認められ今後を期待されている。

 


 

[Story]
カイルとコルトンは、カルガリーの郊外に住む高校生。親友同士のふたりは住宅地をスケートボードで駆け抜けたり、渓谷で水遊びに興じたりと、気の向くままに日々を過ごしている。夏休みが終わりに近づいたある夜、立入禁止区域の鉄道の線路に侵入したカイルにある出来事が降りかかる。その頃、同じ高校に通う少女ホイットニーが行方不明になり、奇しくもコルトンが渓谷の岩場で拾ったホイットニーの日記帳には、学校での人間関係に悩む彼女の 切実な心情が綴られていた。果たしてホイットニーの身に何が起こり、彼女はどこへ消えたのか。コルトンはどうすれば心の空洞を埋めることができるのか…。

 


 

“ヴェネツィア国際映画祭での最も美しい啓示”
Cahiers du cinema

“喪失の極みに見舞われた十代たちのミステリアスで甘酸っぱい傑作”
Variety

“最高の新発見。不可思議な夢幻世界へと私たちを心地よく誘う”
The guadian

 


 

監督・脚本:グラハム・フォイ

撮影:ケリー・ジェフリー 編集:ブレンダン・ミルズ 美術:エリカ・ロブコ 録音:イアン・レイノルズ プロデューサー:ダイヴァ・ザルニエリウナ、ダン・モントゴメール 出演:ジャクソン・スルイター、マルセル・T・ヒメネス、ヘイリー・ネス 原題:The MAIDEN 日本語字幕:上條葉月 提供:クレプスキュール フィルム/シネマ サクセション 配給:クレプスキュール フィルム

2022年/カナダ/英語/カラー/16mm/ヴィスタ/117分
X:@maiden_films HP:maiden.crepuscule-films.com

上映スケジュール・予約はこちら

【上映期間】

5/31(土)、6/1(日)、2(月)、4(水)、7(土)、8(日)、9(月)、の7日間

【料金】

一般・シニア   1,800円
25歳以下      1,300円
18歳以下      500円
同作品リピート割 1,000円
福祉手帳割(介助者1名まで割引適用)1,000円

【上映時間】

117分(1時間57分)

【公式サイト】

https://maiden.crepuscule-films.com